銀座や有名果実店に行けばあるのでしょうが
ラフランスの魅力にとりつかれた私は、果実店を巡りましたが、なかなか出会えません。最近は季節感なく果実も野菜も一年中あるものと思っていた私は、またここで勉強したのです。ラフランスの生は限られた時期でしか入手できないと。その焦燥に駆られ一軒でラフランスを目にしたときにはさすがにうれしかったのです。店主はすぐにはだめです、この状態ならばあと一週間は待ってください、と釘を刺される始末です。あれから一週間。近くによれば芳しい香りが漂ってきます。すると私の脳裏にはあの衝撃的なラフランスの味覚が広がるのです。今夜家族で食そうと思っていますが、皆何というでしょうか。我が家でラフランスが登場するのは今回が初めてです。驚きとともに絶賛する顔が今から目に浮かぶようです。
どこか優しい雰囲気があふれ
保育園に上がったばかりのうちの娘は正直です。一度頂き物のラフランスを食べさせてからというものは、日本の梨を食べさせても、これじゃない、とダダをこねるようになってしまったのです。これは間違いでした。あまりの美味しさに娘に与えてしまったしっぺ返しが毎回のラフランス強請りへ発展してしまったのです。しかしこれを期に我が家では秋になるとラフランスが登場するようになりました。私だっておいしいものには目がありません。だから娘にだけ与えるために買い求めるのもちょっと癪だからです。形は近いけれど日本の梨とは大きく違うラフランスを囲む食卓はどこか優しい雰囲気があふれ、この幸せ感はどこからと考えれば、やはりラフランスの美味しさだったのですね。